令和が始まり、初の10連休、どう過ごされましたでしょうか?
この10連休が決まる前に「結婚式をするからね、来年の5月5日に京都に来てね」と連絡がありました。
正直。。。
5月5日は微妙ですよね。6日の連休最後に家でのんびりとしたいところです。しかも怒涛の10連休になってしまいました。ただでさえ人出が多いことが予想される京都、しかも荷物が多い結婚式出席!
しかしそんなことも言ってはいられません。渋滞を覚悟して車で行くことにしました。
そして。
せっかくなら、父が前から行きたいと行っていた奈良県宇陀市にある室生寺に行くことにしました。
渋滞するかもしれないので、余裕を持って一泊追加。全部で3泊の日程を組みました。
すなわち、3日朝出発です。
通常は山陽道で行きますが、父の家は広島より西側にあり、途中広島から西条間で渋滞15kmとの情報が目に入りました。少し迷いましたが、中国道を行くことにしました。
山陽道より前に開通している中国道は、中国山地を横断するように作られています。山陽道よりも大回りだし、カーブが大きくとってあるため運転しにくく、普段はあまり(絶対)選ばないルートです。
過去、高速道路が均一1,000円になった時、やはり山陽道の渋滞を避けるために通ったことがあるくらいです。しかも今回は広島県から兵庫県まで。特に曲がりの多い岡山県を通過します。
でも、こんなに混む時には中国道が役に立ちます。交通網が発達している首都圏とは違い、迂回路はほとんどないのですが、山陽道の唯一の迂回路としては使えないこともありません。
おかげで途中昼ごはんも慌ただしいけど時間をずらさずに取ることができ、近畿道から西名阪道を通って奈良県宇陀市へと入りました。
奈良は何処に行っても国宝があると言われるほどの場所。運転しているのであまり周囲を見ることはできませんが、古代に思いを馳せながら、小山のように見えるけど、これって古墳かも。。。
などと想像しながら山の中へ。
室生寺方面への標識通に従います。
余談ですが、Google MAPは独自地図を採用してあまりあてにならないとの情報だったのと、使っているWiMAXのモバイルルーターは圏外だったので今回は標識を頼りに進みました。
車のナビでは室生寺が出てこず、でした。なんだかクセのあるナビなんですよねー。
で、着いた室生寺。
じゃなく駐車場。岩山が良いなあと撮った写真です。
室生寺に渡る橋。
別名女人高野というんですね。
昔、女人禁制だった高野山に対し、女性でも参詣できるのでそう呼ばれてるそうです。
最近訪れるとこは結構ね確率で修復中が多いのですが、ここもそうでした。
どんな門なのか。
また来るにはちょっと遠いですが。。。
門をくぐるとお茶席が設けられていました。長距離運転で疲れていたので一服いただきました。
お菓子は落雁でした。
新緑と石楠花がきれいでした。
一服いただいた後、この坂を登ります。
途中にも石楠花が咲いていました。
登ったところにあったのはこの建物。弥勒堂というらしいです。
その隣には金堂があります。写真を撮ってなかったのは何故だろう。。。
そして少しあがったところに灌頂堂がありました。そんなに長い階段ではありませんが、急な階段です。
そして灌頂堂。背後には有名な五重の塔。
屋外では最小の五重の塔だそうです。古さでは法隆寺の五重の塔に次いで古いとか。
この塔が見たくて室生寺に来たかったらしいです。
坂の上の五重の塔。石楠花が綺麗です。
近くによると確かに小さい。
山口市にある瑠璃光寺の五重塔と比べるとかなり小さく感じました。普通にカメラに収まりますからね。
振り返ると先程の灌頂堂。
新緑のもみじも美しい。
降りるときに気がついたのですが、弥勒堂の屋根、瓦じゃないのは当たり前ですが、檜皮葺とも違うなと。
こけら葺きというらしいです。
こちらは金堂の屋根、だと思う。。。かなり痛んでる感じがします。これは檜皮葺かなと思ったのですが、父によると弥勒堂と同じとのことでした。
五重塔は檜皮葺です。同じ室生寺なのに何故違うのか、時代なのか、建物によってなのか、誰か説明してくれないかな。
奈良は古都京都よりも更に古い建物が目白押し。
室生寺を訪れたのは初めてでしたが、落ち着いた雰囲気があり、良かったです。
京都より奈良の方が好きかもしれないと思うようになりました。
京都は人が多すぎるんですよね。奈良も奈良市内中心部だと多いのかもしれませんが、ここは適度に人がいる、という感じがしました。
でも、海外からのお客様も皆無というわけではありませんでした。
この日は近くの民宿に泊まりました。
食事は全て手作りだそうです。地元で採れる山菜がメインです。
朝食は茶粥。
茶粥はお茶で炊いたおかゆさんです。奈良の郷土料理ですが、父も食べて育ったため、我が家でも時々します。
山口県の一部では昔は食べていたそうです。結構手間ひまかかるんです。しかも、うちのはサラサラ粥なのでお米が炊けたらすぐに食べないといけないので、タイミングが大事。
こちらのは玄米を炊いてるとのこと。少しとろみがある感じでして、父としてはもう少しサラサラが良かったみたいです。
とろみのある方が人によっては好きな場合もあるので、好みですね。
私はこのくらいとろみのある方が食べ易いなと思いました。
ずーっと前に奈良ホテルに泊まった時にも、朝食で茶粥がありましたが、その時は同行者が偏食だったので、普通に洋食にしてしまったので、外で茶粥を食べたのは初めてです。
民宿に泊まったのは久しぶりでしたし、父は初めてでしたが、ホテルとはまた違った良さがありますね。
ただ、設備的に年寄りにはキツイところがあるのも事実です。
こちらでは父を見て、急遽予定してくださっていた部屋から一階へ変更していただくなど、柔軟な対応をしてくださり、くつろぐことができました。
長くなったので分けることにします。
お立ち寄り頂きありがとうございました。