久しぶりのブログ更新になりました。
鎌倉旅行が今年最後の旅行でした。それにチランジア達も家の中に取り込み休眠状態、記事の元になるものがない、ということもありましたが、それ以上に他に時間を取られておりました。
それはこちらが発売になったからです。
御多分に漏れずNHKアニメ放送からはまった十二国記。一気に全巻を読み、続編がいつ出るか出るかと気になっておりました。
十二国記って何?てかたがおられるかもしれないので一応ご紹介しておきます。
作者は小野冬美さん。十二国記という名の通り十二の国がある世界のお話、分野としてはファンタジーになりますかね。
私は小学生の頃星新一にハマり、依頼SF、ファンタジーといったこの世のものではない小説が大好きです。
後には吉川版三国志を読み、大人になってからは時代小説、池波正太郎を読み漁りました。
そんな中出会った十二国記。
ファンタジー、時代劇っぽさ、中国風と三拍子揃ったこの小説はまさにドツボと言っても良いでしょう。
最初は女子高校生が主人公ということに大人になっていた私は若干の抵抗があったんです。若い子はもてはやされるのはねー、と言うオバさん心理。だけどそんなことは最初に何処かにいってしまいまして、全巻を読まないと気が済まず、読んだら何度も読み返すハマりっぶに我ながら呆れてしまいました。
基本的に気に入った本は何度も読み返すので、十二国記だけが特別と言うわけではありません。
だけど十二国記が特別だったのはこの先どうなるんだ?がとても気になっていたこと。
それはシリーズ長編最後が次に続くようだったから。
泰麒が蓬莱から連れ戻されて、戴に戻ろうとするところで終わっています。
もちろんその続きがあることが大前提の終わり方。でも、それから長い間続きを読むことができませんでした。
作者の小野不由美さんが体調不良との噂もあり、未完で終わってしまったらどうしよう…と思っていました。
でも今回4巻で出版されて、泰王・泰麒、戴国の行方もわかり、ホッと一安心…とはいきませんでした。
これからも先が気になります。
しかし、今現在読者に与えられているのはここまで。
仕方ないので過去のものも全部読み返し、この記事を書くことにしました。
あらすじを書くほどの文才はなく、またその気もありません。
十二国記の良い(?)ところは、最後がハッピーエンドで終わるところです。
ハッピーエンドにもいろいろありますが、このシリーズの読後感は、あくまでも私にとってはとても清々しいものです。
ところどころにチョイチョイ挟み込まれる生きるための指針のような力強い台詞も共感できるものが多いんです。
人として矜持を持つということを考えさせられるシリーズ、また近々に新刊が出るとのこと、また楽しみに待っているところです。
これを機会にスマホゲームから離れて、久しぶりに読書に励む毎日になっております。
ただね、目が疲れるんですよね。もう若くはありません(涙)
お立ち寄りいただきありがとうございます。