セコマイラーのゆるっと生活

植物、特にチランジアと多肉植物にはまっています。セコいポイント集めと、たまにクレカや旅行について綴っていきます。

鎌倉旅行〜大仏も江ノ電もなし〜

 

鎌倉旅行をしました。私は2回目の鎌倉です。前回は東京から日帰りだったのですが、今回は2泊とゆっくりと周るつもりです。

 

1日目

 

岩国から羽田を経てバスで鎌倉まで。正確には大船に泊まったので大船まで。一旦ホテルに寄って荷物を預けていざ、鎌倉へ。

 

 円覚寺

大船から一駅で北鎌倉に着きました。降りてすぐに円覚寺があります。

 

円覚寺は臨済宗のお寺で、北条時宗建立だそうです。

北条時宗と言えば元寇の時の指導者。はるか昔の事ですね。

 

円覚寺は北鎌倉駅を降りたらすぐのところにありました。

 

たたずまいが良いです。

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お天気が良すぎて、屋根が白く写ってしまいましたが、銅板葺きらしい色でした。


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大仏殿にあるご本尊釈迦如来像。

お顔が武士っぽいと思いました。
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こちらは開山像だそうです。
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選仏場にある薬師如来像。
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方丈のお仏像。暗くてよく撮れてません。私のカメラレンズはF4なので、こんな時に弱いなぁと思いました。フラッシュも無いし。もっともこんな場所ではフラッシュは焚かないから意味はありません。
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方丈から臨む庭。京都で見る日本庭園とは何となく違う気がします。
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急な狭い石段を登って着いたところにある鐘楼。関東で1番大きな梵鐘だとか。
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その先にはお茶屋のようなものがありました。お弁当もありました。
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ここでも御朱印があるようでした。

私は御朱印は集めて無いのですが、同行者は御朱印帳を持ち歩いていて、貰ってました。

あまり興味が無い私ですが、こうして見せられると何となくやってみようかな、という気になってきます。

 

 

石段を登る前に同行者からここを登ったところは見晴らしが良いよ、と言われたのですが、あんまりよくはなかった、というより何も見えませんでした。

 

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創建当時は、見晴らし良かったのかもしれませんね。

 

円覚寺から浄智寺に向かう途中に昼食を取りました。同行者によると有名店らしいですが、そんなに混んではいませんでした。

カレーとビーフシチューをオーダーしました。

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パンが美味しかったです。

 

シチューも美味しかったです。

 

浄智寺

そこから少し歩くと浄智寺。

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ご本尊は三世仏ですが、撮影禁止。

三世仏とは阿弥陀如来、釈迦如来、弥勒菩薩の三仏を指します。

 

ご本尊の撮影ができなかったので、代わりに(?)裏のお堂に安置されていた観音菩薩像を。こちはも良いお顔です。f:id:shue-a:20191108224415j:image

 

ずっと進んで行くと、お庭があったり布袋さんがいたり。

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本来なら銭洗弁天に抜けられるそうですが、台風の影響か、通行止めになっていました。

 

仕方がないので再びもとの道に戻ります。

 

切り通しを通って銭洗弁天へ

本当は近くにあるはずの明月院に行く予定だったのですが、道を間違えて建長寺方面に行ってしまいまた。途中で銭洗弁天方面の指示版が見えたので、そちらへ行くことにしました。

 

銭洗弁天方面に行くには峠越が必要でした。


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切り通しというらしいですね。

鎌倉幕府が切り開いた道というところでしょうか。険しい山越よりは楽なのかもしれませんが、結構きつい山坂でした。

 

二つ目の切り通しは化粧坂でした。ここを登って少し下ったところに銭洗弁天こと宇賀福神社がありました。

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銭洗弁天


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岩盤をくり抜いた洞窟を抜けます。

ここでざると蝋燭、お線香を受け取ります。100円。

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お線香と蝋燭はそれぞれお供えしてからざるにお金を入れて洗うようでした。
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私は100円とカードをざるに入れました。

 

いつもはおみくじも占いも一切しない私です。当然銭洗弁天の存在も知りませんでした。こんなことでお金が増えるとはとても思えないんですよね。

 

そんな私が何故ここではおまじない的なことをしたか?

 

まぁ、そこまで変人ではないということで。

 

洗ったお金は使わないと増えないそうですよ。洗ったお金は使ってこそ増えるそうですから、洗わないお金も使った方が良さそうです。

 

銭洗弁天から下ったところにあったバス停からバスに乗り、鎌倉駅へ。

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宝戒寺

ここからタクシーで宝戒寺へ。宝戒寺は北条義時邸跡地だとかで、今回私が唯一行きたいと言ったところです。場所は鶴岡八幡宮の近くにあります。

 

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永井路子さんの歴史エッセイにあった公孫樹を探しましたが、実はコレ⁈というような木でした。古木だから傷んでいるんでしょうか?


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宝戒寺を出て再び鎌倉駅へ。今度は歩きます。

 

鎌倉焼き

もう夕方だったので、鶴岡八幡宮は翌日に回して通りをぶらぶら。

途中にあった鎌倉焼きをテイクアウト。


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お値段もリーズナブルなので、お土産に決定!

 

ここから由比ヶ浜に歩いて行きました。着いた頃にはすっかり暗くなっていました。

やっぱり東側は陽が落ちるのが早いね、と言いつつ、また歩いて鎌倉駅へ。

 

1日目は終了となりました。

 

2日目

2日目は金沢街道へ行くことにしていました。出発は報国寺から。

 

金沢街道はその昔塩や海産物を運ぶ商人たちで賑わっていたそうです。

 

報国寺

金沢街道を紹介するサイトやガイドブックには報国寺がよく出ています。竹林で有名だそうです。

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前日にも見かけたこの岩をくり抜いたような場所は、やはり岩をくり抜いたもので「やぐら」と呼ばれる上流階級の墓所のようです。

昔は上流階級以外のお墓はなく、埋葬だけされていたようです。その中でこれだけのお墓を作るのはかなりの地位か財産を持っていた人たちなんだろうなぁと思いながら見した。
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浄妙寺

報国寺からすぐ近くにある浄妙寺。

地図上ではかなりありそうと思っていたのですが、実際にはすぐそこ、って感じました。

鎌倉は歩くことを覚悟しているからかもしれません。

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この日は日曜日だったためか法事があり、開放されてはいませんでした。法事がなかったら、中を見ることができたのかもしれません。仕方のないことです。

 

石窯ガーデンテラス

浄妙寺から山に向かって歩いたところにある石窯ガーデンテラスに向かいました。

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本来ならランチをここでと計画していましたが、まだ時間が早いのでお茶だけいただくことにしました。

 

結局プリンとコーヒーにしました。

模様入りの方がプリンです。

中はフワッと柔らかく、美味しくいただきました。

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ゆっくりしていたら、ちょっと早いランチのお客さんが増えてきたので、私達は出て、もとの道に戻りました。

 

杉本寺

そこから金沢街道を下ったところにあった杉本寺。光明皇后ゆかりの寺で、鎌倉では1番古いお寺だとか。

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苔むした階段とはこんなのを言うんです、と言わんばかりの石段。滑りそうなので気をつけなければなりません。

 


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上がるとお堂がありました。お堂ではなく、本堂です。

 

中は撮影禁止になっていたので、写真はありません。でも、お仏像を近くで拝見できましたし、奥に入ることもできました。

十一面観音は運慶作となっていました。運慶とはビッグネームですね。


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杉本寺を過ぎて少し言ったところを右に折れ、次の目的地瑞泉寺に向かいます。

 

途中に頼朝建立の寺院跡地がありましたが、鍵がかかっていたためはいれませんでした。そのまま道を進むと瑞泉寺に到着です。

 

瑞泉寺

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お庭が有名というので、庭越しに撮りました。
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こちらが本堂です。
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こちらは庫裏。御朱印の申し込みはここで。
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これが有名な夢窓国師のお庭です。

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ここでも法事が営まれていたため、建物内には入れませんでした。

またお庭は立ち入りできませんでした。あの岩をくり抜いたところはやぐらなのかな?


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ここ瑞泉寺は観光地という感じはありませんでした。法事参列者以外には私たちの他にはひとりだけ。帰り道で二人連れとすれ違ったくらいで、人はほとんど見ませんでした。

 

でも、吉田松陰の碑や大佛大二郎の文学碑もあったりと、有名なお寺のようでした。

 

蕎麦屋で休憩

瑞泉寺に向かう途中にあったお蕎麦屋さんでお昼ご飯を食べました。

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関東育ちの連れはご飯は美味しかっけど、お蕎麦は…と言っておりましたが、西日本育ちの私は十分美味しくいただきました。

 

お腹いっぱいになったところで、また歩きます。

 

行きに閉まっていたお寺の跡地が開いていたので立ち寄りました。

 

永福寺跡地

テニスコートの近くにあるこの遺跡は永福寺跡地。鶴岡八幡宮、勝長寿院と並ぶ頼朝建立の三大寺院のひとつです。ようふくじと読みます。

 

なんて偉そうに書いていますが、もちろん全部ネットの知識です。

 

復元図です。当時は華やかな建物だったんでしょうね。

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池もあります。こちらも復元したものです。
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この上に建っていたんでしょうね。同じようなものが三つ並んでいました。


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鶴岡八幡宮

今回訪ねた1番賑やかな場所でした。

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社殿のところまで登りました。

綺麗な赤ですね。
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以上で名所、旧跡巡りは終わりました。

 

あとはお土産を買って帰るだけ。

 

まとめ

鎌倉時代は政治、文化の中心が関東に移った時代、西日本に住む私には縁が無い土地でした。

 

東京、横浜出身の友人たちは日帰りでよく行ったと言っていました。日帰りで充分よ、と。

 

でも、行ってみるとそこは日本の中心地だった土地。調べてみると知らなかったことがたくさん出てきました。

 

もし機会があれば、次回はひとりで訪ね、自分の興味のままに歩いてみたいな、と思わせてくれました。

 

今回もこの永井路子さんの本に載っていた宝戒寺に行きました。

 

源氏や北条氏の栄華の跡を訪ねてみたいものです。

 

歴史のねむる里へ

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お立ち寄りいただきありがとうございました。