勤めようと思ったらまだ続けられたのですが、会社を辞めることにしました。
ここ2、3年はずーっと考えていました。
父がいなくなってひとりになり、手のかかることは何もなくなりました。
それだけに会社を辞めることはすなわち社会とのかかわりが必要最低限になるということです。
もう30年以上前に足の手術をしました。その時にも退職しています。今の会社には中途採用で入っています。
若い時だったからか、社会から切り離されたように感じました。早く社会に復帰しなければ…
その時のことを思うとなかなか踏ん切りがつきませんでした。
しかし、別の意味での焦りがでてきました。
今はどこも悪くないし、病院に通わなければいけないようなことはありません。
しかし、それもいつまで元気でいられるか保証がないのです。
何年か前から同級生、あるいは少し上の先輩がなくなられたという話を耳にするようになってきました。その多くが突然でした。
夕方病院に行って、翌朝には亡くなられたというようなことも聞いたりしました。
そんな話を聞くと、会社に勤めている時間がもったいない気もしてきました。特に60歳を過ぎると給料がガクンと減りました。しかも今後上がらない旨の通知もありました。最近爆上がりしてきた最低賃金にほぼ近い金額です。さすがに最低賃金を下回るようなことになれば上げるとは思いますが、アルバイトの方が良い時給です。
それに対して、高齢者雇用継続給付金から補填があるはずなんですが、あいにく私は長距離通勤のため交通費が邪魔して補填はありませんでした。(交通費は通常給料には含まれませんが、社会保険料算定の対象になるため)
本当は違法なんですが、仕事の内容は全く変わらないこともあって、モチベーションを保つことは難しい。しかも回りで訃報を聞くとこのまま毎日会社に行くよりは家にいてのんびりとしたほうが良いような気がしてきました。
一方、旅行友達の連れ合いが昨年退職され、彼女は私と旅行をすることがめっきりと減りました。食事に行くこともほとんどなくなりました。連れ合いとの旅行を楽しそうに報告してくれます。
女の友情なんてこんなもん?
田舎暮らしで楽しみといえば旅行くらいしかないのに、旅行友達がいなくなったのです。
ほかにも一緒に旅行に行く人はいるにはいますが、海外はいや、温泉もいや、しかも、ホテルはシングルが良いとなると一緒に行く意味は何だろう?
たまにはそいう旅行もいいけど、私は温泉にも行きたいし、一人では泊まれないようなちょっと高級なホテルにも泊まりたい、海外だって行きたいんです。
そんなことで迷っていましたが、踏ん切りがついたのはやっぱり旅行でした。
シカゴ旅行、過去最長なんですよね。
会社を休めないことはないけど、言い出しにくいです。
心置きなく楽しむには会社は邪魔です。
そう思うと、もうね、どんどんと辞める方向に心が動いて、引き返せなくなりました。
心の迷いが完全に吹っ切れたのは、雇用延長をしないと上司に告げてからです。もちろん後戻りはもうできないこともありますが、通勤時に「この満員電車に乗るのもあと〇月」とカウントダウンをするようになったのです。
片道1時間以上かけての通勤。馴れたらなんということはない、と思っていたこの通勤時間がストレスだったんだな、と初めて知りました。
そして旅行も合わない人と行くよりはひとりの方が気が楽ではないか?
と思うようになりました。
私は一人暮らしなので、一人旅には魅力を感じたことはありませんし、今もありません。だけど、行きたいところはある。それなら一人で行った方が気が楽ではないかと思うようになったのです。
父とハワイにビジネスクラスで行くために始めた陸マイラーですが、目的は達しないまま。シカゴ旅行を予約してもマイルもまだありますし、このまま流すのももったいない。
ということで、退職後にいくつか旅行をすることにしました。できれば特典航空券で。
すべてが一人旅ということでもありませんが、ぼちぼちと楽しみながら退職後の生活を送りたいと思っています。
お立ち寄りいただきありがとうございます。