アメックスからのメールでニューヨークやロンドンの地下鉄でカードをかざすだけで改札が通れますよー、との案内がありました。
NFCのような非接触対応のカードでないとダメですが、私の持っているカードは対応しています。
タッチ(コンタクトレス)決済と名付けられています。
このようなマークがあれば使えるそうです。(画像はアメックス公式ホームページからお借りしました)
いかにも電波が出てます、なこのマークが付いていればそのまま使えるとのこと。
このマークがある場所でしか使えないようです。
日本ではSuicaやICOCAのように交通機関が発行している専用カードもしくはアプリが必要ですが、クレジットカードをかざすだけで支払いが終わるのは便利ですね。
来日外国人がまず困るのは空港から出るために日本円が必要だという記事を何年か前に読んだことがあります。確かにどの切符を買えば良いのか地方から上京した私のような者には、分かりにくいことか何度かありました。
東京の地下鉄運営会社が統一されてからは、楽になったものの、行き先の駅がどこにあるかを探して金額を確認するのも一苦労。私がauを使い始めたのはウオーキングナビはauは一番良かったからです。これだと行き先を検索したら金額まで出るので、考えなくても済みます。
今ではICOCAがそのまま使えるし、iPhoneにSuicaをいれていれば、日本国内携帯だけでどこにでも行くことができるようになりました。隔世の感があります。
しかし、海外に行くとそうはいきません。クレジットカードで切符は買えるけれど、やっぱりピッてするだけで終わるわけにはいかない。
過去、台湾やシンガポールで結構苦労したんですよ。日本語表示でも、です!
そこでどんな風に使えるのこ調べてみました。
アメックスで紹介されていてのはロンドンとニューヨークの地下鉄でした。
ロンドン
ロンドン地下鉄は一日乗車券を購入するのがベストのようです。オイスターカードという磁気カードで、1日の上限額がきめられており、それ以上は乗り放題だそうです。
日本でも一日乗車券を購入しますが、いつもお得かどうか微妙な金額だと感じることが多くて。でも、上限額以上引かないという方式なら、上限額以下なら実費のはず。損をしていると感じることはありませんね。とても良い方法だと思いました。
このオイスターカードを購入しなくてもアメックスのコンタクトレス決済なら、上限額以上引かれることなく、地下鉄乗り放題になるそうです。
地下鉄だけでなく、バスも使えます。というよりバスは現金では乗れないらしいんです。
アメックス以外でもコンタクトレス決済に対応しているクレジットカードならオイスターカードを購入する必要がなくなります。
また、Apple PayやAndroid Payでも可能だそうです。スマホ経由ならコンタクトレス決済非対応のカードでも使えるのかと思いきや、確実ではないので、事前に確認する方が良さそうです。アメックスでは非対応のカードでも、Apple Payに登録したら可能と書いてありました。
交通機関以外ではも、スーパーなどでコンタクトレス決済が可能のようです。
海外だと人前で財布を開くのははばかられることが多いので、コンタクトレス決済は便利で安全と言えます。特にクレカも出さなくて良いApple Payは使い勝手が良さそうです。
ニューヨーク
ニューヨークは今年の5月からのサービス開始です。
こちらのサイトで詳しく説明されていました。
ニューヨーク地下鉄で始まったタッチ&ゴー「OMNY」を実際に試す:モバイル決済最前線 - Engadget 日本版
今までのMetroCardからコンタクトレス決済に順次切り替えていくようです。現在全線で使用できるわけではないようです。こちらも上限額があるようです。
昨年ニューヨークに行くまでは、ニューヨークこそ煌びやかな未来都市というイメージを持っていました。アメリカ人が東京を近未来的な都市と評しているということが不思議でした。
でも行ってみたら、テレビドラマに出てくるような煌びやかな都市と、古い落ち着いた都市との両面があることがわかりました。なるほど、摩天楼を形成するビル群はむしろ東京の方が新しいんだ、と納得したわけです。
でも、やはりニューヨーク。ロックフェラービル展望台に上がる時等、色んな場所で日本とは違うシステムを経験しました。
コンタクトレス決済も日本から訪問すると、「すご〜い!クレジットカードで乗り物に乗れるんだ!!!」と思う時が来るんでしょうか。
来年はニューヨークにも行く予定なので、是非このコンタクトレス決済を経験したいと思います。
まとめ
ロンドンにしてもニューヨークにしても、実際に経験された方によると、決済に少し時間がかかると感想を持たれているようです。
日本ではコンタクトレス決済はFelicaが主流です。Felicaは他の国で採用されているNFCとは規格が違うため、海外でそのまま使用できるわけではないようです。
Felicaの利点は決済までの時間が短いこと。世界標準に採用されなかったのは残念だし、理由が私にはよくわかりませんでした。
EU諸国やアメリカでもまだまだ普及していないのは決済に時間がかかるからかもしれません。
でも、使ってみれば便利なので、これから先はどの国でも採用されていく可能性があるのでしょうか?
もし採用されても、日本では現行のSuicaをはじめとする交通系電子マネーは残っていくんだろうなぁと思います。
もし、世界標準でFelicaが採用されていたら、日本でもあるいは全面的にクレカによるコンタクトレス決済に移行できたかもしれません。でも今の東京ではSuicaくらいのスピードでないと改札で捌ききれないそうなので、ガラパゴスと批判されても、このまま発展していくんだろうと思います。
一方で他国からの訪問者にも優しいシステムを作り上げて欲しいなぁと願っています。
お立ち寄りいただきありがとうございます。