ハワイ島到着当日参加可能の現地ツアーに申し込んでいたmiwanoたち。
10時07分にコナ空港に到着し、11時にはホテルチェックインを済ませて、ツアーに参加したのは前回ご報告しました。
最初は順調に、あしたレンタカーを借りているから下見だねーと言って、途中の溶岩ドームも寄ろう、ここは景色がいいから停まってみたい、とか言いながら過ごしていました。
最期のピックアップの後、ヒロに向かって山の中に入っていく道の途中で、友人の携帯にお知らせ音が入りました。
Facebookによくアップしているので、書き込みがあった通知音だろうと思っていたのでますが、違いました。
お身内の方が倒れられ病院に搬送されたとの連絡でした。
心臓停止の状態で、このまま旅行を続けることは手巻きない、とmiwanoは判断しました。
しかし、友人は気を使ってくれて様子をみるとのこと。
今は集中治療室にいるので、もしそれで安定すれば、、、
しかし、結果は残念なことになりました。
すぐに帰国の手配に入らなければなりません。
今の航空券は変更不可、帰りの飛行機はキャンセルというか捨てて、新しく航空券の手配をすればいいだけ、と思いました。最初は。
その手配はアメックスのトラベルディスクに依頼しようと思いました。
2人の航空券の手配はアメックスに依頼していたからです。
だけど、アメックスからの返事はJAL側は特別な事情だから特別に5,400円の手数料で変更はできる。だけど死亡診断書と故人との関係を証明できるものを提出すること。その後に変更手続きに入るとのことでした。
連絡及び書類の提出は日本にいる家族からでも可能とのこと。とりあえず、JALに連絡しなければなりません。
変更は全てJALが行い、アメックスからの連絡ではなく、本人からの連絡でないと無理とのことでしたので、友人から日本のJALカスタマーズセンターに連絡しました。
アメックスが教えてくれた電話番号はナビダイヤル。ナビダイヤルは海外からは使えないんですね。
ネットでJALの連絡先を探して、再度連絡。
しかし、繋がりません。
繋がっても、しばらくお待ちくださいのアナウンスが流れるだけてす。
3時間ぐらい断続的にトライしたものの、だめでした。
そこで、もう一度アメックスに連絡、事情を話してアメックスから連絡してもらい、JALからこちらにかけてもらえないかとお願いしました。
最初にアメックスに連絡して折り返しのコールがあるまでおおよそ30分。ビックアイランドキャンディで電話をして折り返しの電話を受けたのがオールドタウンだったので、その間が30分くらいというわけです。
ということはアメックスからならJALに連絡がつくかもしれない。
一縷の望みをかけてでしたが、なかなか折り返しの電話はなく、現地ツアー参加中、圏外になることもあるのでかなりスリリングでしたが、パーカー牧場でのトイレ休憩中に着信。残念ながらJALではなくてアメックスからでした。
アメックスもなかなか電話が繋がらないものの、何度かトライしてようやくJAL側と話ができた。今回のことはJALも協議中なのですが、JALからmiwanoへは直接電話できない。ついては、アメックスとしても試したことはないけれども、JALの話を仲立ちすることになったとのことでした。
そこから待つこと1時間くらい、星空観測中に着信がありました。
ようやくJALとの交渉になり、友人と変わり、miwanoの役割は終了しました。
整理すると、
予約変更不可のチケットを購入していた。
↓
帰りをキャンセルというか捨てることにして新たに帰りだけを購入しようと思った。
↓
アメックストラベルディスクに依頼
↓
アメックスがJALに問い合わせる
↓(ここからは想像)
新たに購入するとなると莫大な金額になるのでJALとしては気の毒に思うと同時になんとかしようと思い、規定通りに処理することを提案。必要書類をアメックスに告げる。
↓アメックスから折り返し電話があるものの、必要書類は揃えられる訳がないことにちょっと怒り💢
↓
とにかく、JALに連絡が取れなければ始まらないので粘ってみる
↓
どうしても繋がらないので、アメックスに助けを求める。
↓
アメックスとしても最大限の努力をした。
↓
ようやくJALと本人が話すことができて、続柄等の説明をし、変更でなくても良い旨を伝えることができた。
↓
JALから本人に直接電話が出来るようになって、ものごとが動き出し、帰国することになった。
アメックスからはmiwanoの携帯番号をJALに伝えても良いかとの問いがあったので、それは問題ないとほ伝えました。しかし、現在では、問い合わせのあった本人にしか連絡が取れないように内規があるのかもしれません。
本当のところはわかりませんが、そうそう融通を利かせてはいけないのかもしれません。
思うことは色々あるけれど、そのことは理解できます。そしてJALとしても最大限の配慮をしてくれてのだろうと思います。
帰りの航空券だけを購入することはネットでは不可能でした。あるいはPCからならできたのかもしれないんですが、スマホからは出てきませんでした。
もっと試せば良かったのかもしれませんが、、、
翌日の搭乗なので往復で40万超になります。日本時間だともう今日という日でした。友人はそれだけ払う腹を括っていたようです。
miwanoなら諦めたかもしれない金額です。
約半日粘っての結果、帰国することができました。この記事を書いている日がお通夜になります。
正直、友人にはかける言葉がありません。
出発の前に会って、行ってくるね、と話したばかりだそうです。しかも自分よりも若い弟さんです。
それでも、色々と気を使ってくれて、ワイキキでのホテル、タクシーの変連絡をして帰って行きました。
哀しみと向き合う余裕もなく、残された親御さんのことを気遣ってしまうでしょう。そんな人です。
でも、哀しみとしっかりと向き合うことで、哀しみを乗り越えることができます。
しっかりと見送ってあげてね、とそれだけ伝えました。
実はmiwanoも3月に兄を亡くしたばかりです。兄でも哀しいのに弟さんとなれば更に辛いでしょう。でもきっと乗り越えてくれると信じています。
今回は自己手配の怖さを思い知らされました。
これが大手旅行会社ならまた対応が違ったかもしれません。
それでもアメックストラベルディスクというある意味逃げがあったのでまだ良かったのです。
最初はJAL、もしくはANAのサイトで予約しようとしていたのですが、miwanoは何が起こるかわからなかった。もし万が一の時はアメックストラベルディスクを通していたら保証があるから、トラベルディスク経由で予約したのです。
それが真逆になるとは、予想だにしませんでした。
それにしても、JALカスタマーズセンターの繋がらなさは尋常ではありません。たまたまだったのかもしれませんが、破綻から立ち直る時に、カスタマーズセンターの手を抜いたのかな。。。と思ってしまいました。
話がそれましたが、そんな訳で英語なんて全く出来ない方がひとり取り残されてしまいました。
これから先どうなるのか?
乞うご期待!
お立ち寄りいただきありがとうございました。