セコマイラーのゆるっと生活

植物、特にチランジアと多肉植物にはまっています。セコいポイント集めと、たまにクレカや旅行について綴っていきます。

ラウンジは使えた方が良い、のお話し

空港ラウンジ、使ったことがありますか?


アメックスゴールドを手に入れるまで、使ったことはありませんでした。空港ラウンジって何?え、必要ないじゃん!という極めて一般的な人間でした。

以前、ANAアメックスを持っていたので空港ラウンジは使えたんです。でも使ってなかった。使う必要がなかったからです。

でもアメックスゴールドを手にして、今度こそは使ってみよう‼︎と固く決心をしました。

特に必要性はなかったんですが、せっかく年会費無料なんだから1年使いたおしてやろう、というセコい考えです。

アメックスゴールドを申し込んだのはヨーロッパ旅行の前でした。旅行には強いとの噂があるアメックス、しかもゴールド、きっと役にたつに違いない…しかもとりあえずタダ。どこまでもセコい私です。

この時に使ったのは空港まで荷物を送ること。往復ですからね、自分で送るとなるとなかなかの金額になります。それは有り難かったです。

プライオリティパスも申し込めば発行してもらえました。確かラウンジ使用の際、毎回料金が発生するタイプだったと思います。つまり入会金はいらない程度のサービスで、特にラウンジの必要性を感じてないので申込みませんでした。申込みせずにもらえるなら良いのになぁという感じです。



ウィーン経由でベルリンに移動した私達のツアーは、ウィーンから成田に向かいます。初めてのヨーロッパでドイツはベルリンとウィーンを少し観光して、これで帰るのか…帰ったら仕事が溜まってるな…でもまだ東京で1泊して帰るから、現実に戻るのはもう少し後でいいかな、などとのん気に出発時間を待ってました。

周囲には私達のツアーも含めてほとんど日本人。航空会社のスタッフと雑談してる人もいる、カッコいいよねー、あんな風に外国語が出来たら良いのにね、きっと仕事できるんだろうなーとあくまでものん気です。搭乗時間は過ぎてますが、ここは外国、あまり気にしません。

と、突然「誰か次ぎの飛行機でよいという人は居ませんか?ブッキングオーバーで少なくとも3人、出来れば5人降りないといけないのですが」とカッコいいビジネスマン風の人が宣いました。どうも他のツアーの添乗員さんで、呑気に雑談、ではなく対処を検討中だったようです。


とにかく誰か降りないと飛行機は飛ばない。でもほとんど日本人のツアー客、降りれる人なんかいませんよ?


ひとり旅らしき若い男性が降りるみたいで、あとは誰も手をあげません。


それはそうでしょう。ツアーですよ、ツアー。そしてここはヨーロッパ、直行便でも日本まで12時間はかかりますよ?それなのに手を挙げますか?アホちゃう???


でも誰か降りないと誰も帰れないんです。


もうお察しとは思います。えぇ、手を挙げました。軽率にも程があります。が、面白そうじゃないないですか!
滅多にない機会(?)です。それに繰り返しますが、私達以外降りそうな人は居ません。可能ならば添乗員さんが降りたかったのではないかと推察します。いざとなったら降りられたかもしれません。でも添乗員さんはツアー客を無事連れて帰るのがお仕事、そうそう軽率には手を挙げられませんよね、きっと。

逆に私達もツアー客、勝手に手を挙げるわけにはいきません。「添乗員さんが許可すれば次ぎの便でも良い」と件の添乗員さんに言いました。

私達の添乗員さんも諸手を上げて賛成。少しは難色を示してくれてもよさそうなものです。。。が渡りに船とはこのことでしょう。次に出るのはドバイで乗り継いで出る便だけど、そっちは一人旅らしき男性が乗るので、私たちはタイで乗り継いで成田まででいいですよね。タイの空港は広くてご飯は美味しいですよ。。。と勧めこそすれ止めようという意思は一切感じられませんでした。逆に交渉の窓口となっていたらしい他ツアーの添乗員さんにミールクーポンが出ないか聞いてくれ、という始末。ま、そこは一応ツアー客のために交渉してくれたと言えないことはないかもしれません。

ついに、交渉成立、私たちはタイ乗り継ぎの成田行きチケットを手にすることになりました。ミールクーポンと共にラウンジが使えないかを聞いてもらったのですが、ラウンジの使用は自分の権限外と断られたそうです。非常事態においてもラウンジ使用はハードルが高いようです。

そうと決まってすぐに搭乗が開始されました。私たちの荷物は降ろしている暇がないだろうから、成田に着いたら航空会社に問い合わせてくれ、と言い置いて添乗員さんも機内へ。そこから友人と私ははぐれ日本人となって彷徨うことになります。。。。本当はそんな大げさなものではありませんけどね。だって、ウイーンからタイ経由成田まで発券してもらってるから、その通りに行動すればいいだけです。

11時半くらいの出発予定が23時半くらいの出発に変更。かなり時間があるため私たちは一旦ウイーン市内に戻ることにしました。結構ガチガチのツアーだったのでほとんどバス移動でしたので、列車移動。

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寄ってみたかった教会。

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実は空港から出るまでにいろいろ迷ったので、早めに空港に戻りました。空港でミールクーポンを使って最後のビールを飲みました。この時点で21時くらいだったと思います。

それからさらに2時間くらいをウロウロし、ようやく搭乗口近くに移動、今度は何事もなく無事に機内に入りました。そこからタイに移動、到着時間は14時くらいでした。出発は0時過ぎです。

一旦、空港前に出て記念撮影、その後広いと言われたスワンナプーム空港をウロウロ、20時くらいに保安検査を受け、中に入りました。せっかくだからとタイ料理のお店を探し、夕食。それからまたウロウロ。


私たちは直行便で成田の予定だったので、携帯の充電器を持っていませんでした。ですから、スマホの電池は残り少なく、情報の少ない中、
あっちこちウロウロしました。空港の人に聞いたら私のを貸してあげようか?と言われましたが、GALAXYの充電器、コードは私達のXperia&AQUOSには使えませんでした。


そんなことをしつつ、時間は過ぎ、成田へと無事旅立つことになりました。


成田に着いたのは早朝、さすがに疲れてましたし、お風呂に入りたかったですね。タイは暑かったこともあるのか何だか汗くさい…。

でもまだ確認することがありました。

荷物は先に成田に着いているはず。それを受け取らないと帰れません。

ここはもう日本、すぐにわかるはず。


でも、そんな荷物は無いとのこと、え?どうして?だってだって、どの添乗員さんも成田に着いたら荷物は必ず問合せるんだよって言ったじゃん。



実は荷物は降ろされて私達と一緒にタイ経由で帰ってたんです。ウィーン航空、スゴイです。



それから私は自宅に荷物の配送をお願いし、友人は荷物を持って羽田に移動。午後の飛行機を予約してたので羽田の空港ラウンジで一休み、ふた休み。充電も出来るし、飲み物もある、座って眠りこけても大丈夫。本当にラウンジ有り難かったです。


今なら、プライオリティパスもあるし、SFCも取得したのでラウンジで優雅な待ち時間を過ごせるでしょう。タイではラウンジのハシゴもできるかと。
成田に到着後に使えるラウンジもあるようです。


でも、そんなものなかったので、本当に疲れました。


こんな経験からラウンジは絶対必要とは言わないけれど、使えた方が良いと思ってます。
非常時の備えは普段からしておくべきです。


それ以前にこんなハプニングは無い方が良いに決まってます。決まってますが、次回同じことがあったら?

やっぱり手を挙げるんじゃあないかな。なんだかんだ言いながら、楽しかったし。